自然冷媒ガスとは

自然冷媒ガスとはフロンを一切使わずに、冷媒ガスとして使用できるように開発された炭化水素系の自然冷媒ガスです。
オゾン層破壊や温暖化係数の高いフロンガスに比べて地球環境に優しいガスで、圧力を下げての稼働が可能なため電気代やCO₂の削減が可能となります。 また、既存機器の冷媒ガス(フロン類)を本自然冷媒ガスを充填することでそのまま使用できることから導入コストも抑えることができます。

導入メリット

point1

消費電力 25〜35%を削減

ノンフロン新自然冷媒HC-22aは低い圧力で従来のガスと同等の能力を発揮します。最も電力を必要とするコンプレッサーへの負荷が減り、消費電力を約20~30%削減されます。さらに、デマンド契約見直しによる基本料金の引き下げも可能。

point2

温室効果ゼロで 環境保護に貢献

既存の空気設備に充填されているフロンガスは、オゾン層破壊、地球温暖化の原因です。HC-22aのドロップインで、地球環境保護に貢献できます。また、環境マネジメントシステムの要求事項を満たし、省エネ省資源化の環境目標を達成させ、企業価値を向上させます。

point3

改正フロン法適用外 基本点検コスト等不要

HC-22a入替により改正フロン法適用の対象外になりますので、点検コスト等が不要になり、年間の算定漏洩量の報告義務もありません。また、フロン1kgの空調機器1台でCO₂=約2TON分の排出削減効果があります。

point4

機器の静音と長寿命化を実現

空調機器内の圧縮機にかかる負荷が軽減されますので、設備の寿命が伸びます。

point5

既存設備にそのまま使えます

冷媒ガスの入替えのみで、機械類の工事はありません。
詳しくはこちら

point6

HC-22aのドロップインだけでも リース対象

既存の対象フロンガスからHC-22aへ入替えのみでも立替リース対応。

point7

設備の投資回収 半年~2年を実現

消費電力の削減率による導入の費用対効果。

数値比較

特定フロン CFC
R-12
ODP 1.0
GWP 10900
1995年 生産全廃
指定フロン HCFC
R-22
ODP 0.055
GWP 1810
2020年生産全廃が決定
代替フロン HFC
R-410a
ODP 0
GWP 2090
温室効果ガスとして
指定排出削減対象
自然冷媒
HC-22a
ODP 0
GWP 1
今後地球温暖化抑止として
普及が見込まれる

導入までの流れ

  1. ステップ1

    営業と調査開始
    結果報告には約1週間

  2. ステップ2

    ご報告
    全体見積りと削減提案

  3. ステップ3

    テスト導入
    設定場所と期間を決める

  4. ステップ4

    テスト導入結果報告
    費用対効果の報告

  5. ステップ5

    導入判断と契約
    所有台数工事期間調整
    リース契約(ご希望の場合)

  6. ステップ6

    設置工事
    営業中でも工事可能

導入事例

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ドロップイン方式について

既存機器に封入されている冷媒ガス(フロン類)を回収し、炭化水素冷媒ガス【HC】を充填します。
省エネ効果(消費電力 約10~40%削減)や機器類の長寿命化が見込め、フロン排出抑制法による定期点検等の義務も省略されます。
また、自然冷媒なのでGWP=1です。CO₂換算で何全分の1の削減効果を発揮します。

  1. ① 現状調査

    既存機器での運転状況確認
    噴出温度や電流値など

  2. ② フロン回収

    設置機器よりフロン(R410a・R32等)を回収

  3. ③ 真空引き

    機器・配管内のフロンを完全吸引。窒素ガス洗浄

  4. ④ HC充填

    提示フロン量よりHCを適量充填。
    ガスの種類により要計算

  5. ⑤ 試運転・微調整

    電流値や温度調整漏れ等のチェック
    オイルストッパー装着

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